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落語家の話術参考に対話学ぶ

話題 | 神奈川新聞 | 2018年3月7日(水) 02:00

真打ちの落語家からコミュニケーションのこつを学んだ講座=幸市民館
真打ちの落語家からコミュニケーションのこつを学んだ講座=幸市民館

 小中学生の保護者やPTA関係者らが、真打ちの落語家から上手なコミュニケーションの方法を学ぶユニークな講座が6日、川崎市幸区の幸市民館で開かれた。市教育委員会の主催で、約30人が受講。落語の作法や語り口を生で学び、学校や地域とのつながりを会話を通じて深めてもらうことが狙い。

 金原亭馬治さんが講師を務め、古典落語の「片棒」や「景清」など親子を題材にした3席を披露した上で、コミュニケーションのこつを落語の「まくら」を引き合いに、「話し始めに聞く人の気持ちを引きつけることが大切」と助言。また「まくら」から本題に入るときに落語家が羽織を脱ぐ所作を示し、「会議などでも本題に入るときは、上着を1枚脱いで話し始めると効果的」と伝えた。

 さらに、「最初は誰にでも聞こえる大きな声で話しながら空間や人数などで声を加減し、子どもがいるときは簡単な言葉に置き換えてみては」と提案した。

 受講した小学1年生の男児を持つ40代の母は「生で落語を聞いたのは初めて。学んだことを日常的なコミュニケーションでも生かしたい」と話していた。

 
 

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