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「逗子海岸の長さは?」 〝クイズ〟で伝える逗子の魅力

話題 | 神奈川新聞 | 2020年2月9日(日) 11:06

試作版の「知っ得ずしQ&A」を手にするメンバーら=逗子市逗子
試作版の「知っ得ずしQ&A」を手にするメンバーら=逗子市逗子

 逗子の魅力を伝えようと、地元の自然や歴史などを題材にしたクイズの冊子出版に向け、市民有志が奔走している。市などが開いた生涯学習講座をきっかけに、「まちの魅力をもっと知り、広めたい」と3年かけて情報収集しながらクイズを制作。「冊子を片手にまち巡りを楽しむなど、逗子のファンを増やすきっかけをつくりたい」と3月ごろの出版を目指している。

 「相模湾を臨む逗子海岸の長さは?」「逗子市桜山在住時に女性初の芥川賞を受賞したのは?」。自然や文化など5分野の120問が並ぶ『知っ得ずしQ&A』は、冊子を手に散策しやすいよう、市内を8地域に分けて問題を掲載。昨年9月に試作版を完成させ、現在は発刊に向け内容を精査している。

 制作するのは、生涯学習講座で知り合った市内在住の60~80代の男女10人。講座を受けて「もっと地元について知り、自分たちでも発信したい」と好奇心を刺激され、3年前からクイズ作りに取り組んだ。市史や郷土史を読み込んだり、地元の住職に歴史を聞いたり、川の生き物を観察して回ったりと、地元を歩いて集めた情報を問題や解説に盛り込んでいる。

 有志の1人、赤木祐子さん(61)は「講座から教わった知る楽しさを多くの人に伝えたい」と話す。これまでに40回ほど、作ったクイズを高齢者サロンなどで披露して喜ばれ、手応えを感じているという。田中尚武さん(76)も「今後はクイズ大会を定期的に開いたり、一定の基準を超えた人を認定したりしたい。多くの人にまちに愛着を持ってもらいたい」と力を込める。

 500冊の出版を目指して、制作費の寄付も募っている。問い合わせは田中さん電話090(6114)1748。

 
 

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