横浜港にゆかりのあるドイツの豪華客船「アマデア」(2万8856トン)が16日、約5年ぶりに横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)に寄港する。
初代「飛鳥」として2006年まで横浜発着のクルーズを行うなど、日本での豪華客船の草分け的な存在として活躍した。「飛鳥2」(5万142トン)のデビューに合わせてドイツの客船会社に転籍し、横浜市内のドックで改装された。
改装後は飛鳥のトレードマークだった船腹の赤いストライプがグリーンに変わったが、船内には日本を代表する画家・田村能里子さんの壁画「季の奏(しらべ)」など初代の名残が随所に残されている。
転籍後はバルト海など欧州を中心に航行しているが、横浜港にたびたび寄港。07年3月には英国船籍の豪華客船「クイーン・エリザベス2」(7万327トン)とそろい、客船ファンを喜ばせた。
横浜から香港への20日間のクルーズのため、18日に次港の名古屋に向かう。