横浜市西区の伊勢山皇大神宮で9日夜、本殿を改修するため、建て替え工事前に神体をささげ持ち仮殿に移す「仮殿遷座祭」が執り行われた。
正服の宮司ら27人の行列が、静まり返った夜の境内を笙(しょう)などの演奏に合わせ、おごそかに参進した。
神体は、改修が終わる今年秋に本殿に戻される。伊勢山皇大神宮は1870(明治3)年に創建。本殿は関東大震災で倒壊し、1928(昭和3)年に復旧建造された。
現在、「創建150年記念事業」として、伊勢神宮の社殿を譲り受け、伊勢山皇大神宮に建て替える工事を進めている。