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英語でガイドに挑戦 市民目線の街歩き形に

話題 | 神奈川新聞 | 2018年2月5日(月) 02:00

横浜中華街を歩くワークショップ参加者=横浜市中区
横浜中華街を歩くワークショップ参加者=横浜市中区

 外国人に対するボランティア活動などに取り組んでいる「国際交流横浜まどかグループ」が、市民が英語で横浜の観光案内をするためのワークショップ「英語で横浜ガイドをしてみよう!」を行っている。2019年のラグビーワールドカップ、20年の東京五輪・パラリンピックで外国人観光客が増えることを視野に、市民目線で横浜の案内に挑戦するきっかけづくりが目的だ。

 まどかグループは1983年に発足。日本に住む外国人との文化交流や生活の手伝い、英語セミナーなどを行ってきた。英語ガイドのワークショップは昨年に続き2回目で、23人の参加者はすべてグループ外の市民。代表の永澤雅子さん(72)は「英語を話したいという人は潜在的にいる。自分たちのやってきたことを一般に伝え、新しい形でつくってもらおうと考えて始めた」と話す。

 4回にわたって開くワークショップは実践型だ。プロの通訳ガイドである大内正子さんの講義やグループのガイド経験を踏まえ、班ごとに街歩きをして、案内する場所の特徴や歴史などをまとめた英語のガイド案を作成。最終日に全員の前で発表する。

 1月29日に行われた街歩きでは、「カナダからの留学生をガイドする」という設定をした班の9人が横浜中華街を巡った。関帝廟(びょう)や市場通りの案内を想定し、日本とは異なる線香の説明を考えたり、「通りの名前の由来は何?」と話したりしながら約2時間歩き回った。鎌倉市から参加した女性(69)は「新しい挑戦がしたくて参加した。班のメンバーと知り合えたこともよかった」と笑顔を見せる。

 永澤さんは「これを機に外国人観光客を身近に感じ、話し掛けてガイドができることもあるかもしれない。仲間うちで研究グループをつくるのもいい」と活動の広まりに期待を寄せる。

 
 

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