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支え合う“集い”の場 地域再生大賞ブロック賞に横浜の団体 

話題 | 神奈川新聞 | 2018年1月28日(日) 02:00

会話を楽しみながらランチを味わう利用者ら=ふらっとステーション・ドリーム
会話を楽しみながらランチを味わう利用者ら=ふらっとステーション・ドリーム

 地域づくりに挑む団体を支援しようと、地方新聞46紙と共同通信が設けた「第8回地域再生大賞」が27日決まった。大賞(副賞100万円)は、主婦らが農産物の加工・販売に取り組む「陽気な母さんの店」(秋田)に、準大賞(同30万円)には地域で子育てを支援する「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」(東京)と、若者の起業を後押しする「おっちラボ」(島根)を選んだ。神奈川の「ふらっとステーション・ドリーム」(横浜)は、地域のモデルとなる活動に贈るブロック賞(同10万円)となった。

 「ふらっとステーション・ドリーム」(横浜市戸塚区)は、郊外の大規模団地ドリームハイツでコミュニティーカフェを運営している。主婦スタッフが手作りする日替わりランチが人気で、「高齢化が進行した団地に不可欠な“集い”の場の形成に成功している」と評価された。

 誰でも「ふらっと」入ることができる、人と人が「ふらっと」(対等)な関係で、建物内がバリアフリーで「ふらっと」であるように-。名称に込めた活動方針を実践する交流拠点を2005年12月、団地中心地に隣接した空き店舗を改装して開設した。

 広さ約90平方メートル。食を提供するサロンに加えて学び、作品発表、地域情報の収集・発信機能も果たしている。08年にNPO法人化し、16年度の利用者数は延べ1万6千人を超えた。

 1972年に分譲が開始されたドリームハイツは入居世帯の子世代が独立。2016年の高齢化率は49%で統計上、2人に1人が65歳以上という「限界団地」化している。

 要支援者らの増加など高齢化に伴う課題に対応して今年1月から、横浜市の介護予防・生活支援サービス補助事業の対象団体になった。栄養豊かな600円のランチを味わいながらの交流も「健康づくりプログラム」に組み込まれている。

 調理は60~70歳代の主婦約30人が、月曜日から土曜日まで交代で担う。地域が必要とする支え合いを実践できることに生きがいを感じている。住民がそれぞれサービスの担い手にも受け手にもなり、継続的に課題解決に取り組んでいるのが特徴だ。

 地域再生大賞の選考委員会は「高齢者自身の経験を踏まえ、質の高い多様なサービスを提供している。こうした活動は一朝一夕にはできない。時間をかけて築いた歴史を感じる」とも評価した。

 ドリームハイツは分譲当初、社会的基盤が未整備だったことから住民が生活に根差したニーズを把握し、主体的に街づくりに取り組んできた経緯があり、地域内の他の団体とも連携が図られている。「ふらっとステーション・ドリーム」の前田利昭理事長は、今回の受賞を「現在のような食事の提供が軌道に乗るまで、運営などいろいろな課題を乗り越えてやってきた。残念ながら亡くなった方も含めて、これまで築いてきた人の労苦が実った」と受け止めている。

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