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活発議論、意見書も提出
高校生が市議会体感 川崎

話題 | 神奈川新聞 | 2018年1月21日(日) 02:00

本会議場で模擬投票を行った高校生たち=川崎市議会
本会議場で模擬投票を行った高校生たち=川崎市議会

 選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられたのを受け、地方議会の仕組みを知ってもらおうと、川崎市議会が20日、「高校生議会」を初開催した。本会議場や各委員会室で意見をやりとりしたほか、投票箱を使って選挙について学んだ。

 幸、川崎、橘、川崎総合科学、高津の各市立高校の計33人が参加。本会議場で高校2年の別所俊輔さん(17)を議長に選んだ後、三つの委員会に分かれ、「これからも住み続けたいまち・川崎の未来のために」をテーマに約1時間半に渡って意見を交換。常任委員会の正副委員長らが見守った。

 「障害者スポーツを普及し、バリアフリー化を進めたい」「観光のためにレンタルサイクル導入を」-。 各委員会が本会議場で意見書を提出し、それぞれ採決された。三つの意見書は市議会に手渡された。

 各市議と意見交換する場もあり、高校生たちにとって少し市政が身近になった様子だ。川崎高校2年の小野寺萌菜美さん(17)は「自分たちの意見がどれくらい実現するのか。気にしながら人生を送っていきたい」とほほ笑んだ。

 2018年度も継続する方針で、松原成文議長は、「若い人の政治参加は一つの課題。教室だけではなく、実際に現場で体験する。この経験を他の生徒たちにも伝えてもらいたい」と話した。

 
 

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