日本大通り(横浜市中区)の歩行者天国で音楽やダンスを披露する「マグカル開放区」の1周年記念イベントが12日、県庁本庁舎前で開催された。これまでのステージで多くの観客を集めた10組のアーティストが出演。熱のこもったパフォーマンスで盛り上げた。
文化や芸術の力で地域のにぎわいを生み出そうという県の試みで、イベントが行われない日曜日の歩行者天国を活用。昨年1月から歌やダンスなどのパフォーマンスを発表できる場として開放している。
県はこの日、昨年1年間に出演した延べ約350組の中で最も観客を集めたグループを表彰する「King of 日本大通り」を発表。受賞した4人組バンド「the toto(ザ・トート)」が軽快な音楽と歌声で来場者を魅了し、他のバンドやアイドルグループも会場を沸かせた。
「the toto」のボーカル、菊地ショーさんは「名前の通り、音楽と人の心をくっつける素晴らしいイベントだと思う。神奈川でこのイベントがさらに広がるように頑張りたい」と話した。
演奏に足を止めた川崎市宮前区の会社員の男性(65)は「地元のイベントとして大きく育ってほしい。気軽に立ち寄れるのでまた来たい」と今後への期待を膨らませていた。