相模原市古民家園(同市緑区大島)で23日、正月飾りを手作りする教室が開かれた。34人が参加し、風情ある古民家の庭先でしめ飾り作りに挑戦した。
参加者は講師の山口豊さん(75)=南区下溝=ら4人の指導を受けながら、わらと丸めた荒縄を組み合わせて輪を作ることからスタート。別のわらの束を三つ編みにしたり、よじったり2時間を超す力作業だったが、ダイダイや扇など色鮮やかな飾りを取り付けると立派なしめ飾りが出来上がった。
山口さんは「日本でたった一つ。自慢してください」と呼び掛け、参加者は記念撮影しながら笑顔で完成を喜んでいた。
緑区西橋本から子ども2人と訪れたパートの女性(35)は「輪飾りは作ったことがあるが、しめ飾りは初めて。思ったより立派なものが出来上がった」と話していた。
同園では来年1月28日午前10時から節分の豆まきが行われる。