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「三崎の良さ知って」 民泊などで自然が題材の絵画を展示

話題 | 神奈川新聞 | 2020年1月1日(水) 12:33

「ミウラザウルス」を描いた絵画を加形さん(左)に手渡す黒田さん
「ミウラザウルス」を描いた絵画を加形さん(左)に手渡す黒田さん

 三浦市三崎在住で湘南学院高校3年の黒田美結さん(17)が地元の自然などを題材にして描いた絵画が市内の民泊施設の壁などに飾られ、利用客らを迎えている。「絵を通じて三崎の良さを知ってもらいたい」。黒田さんは多くの人の目が自身の作品に留まることを願っている。

 黒田さんは、地元の海南神社の例大祭で代々お囃子(はやし)を担ってきた家の一つの生まれ。祖父の影響で中学1年から絵を描くようになり、三崎の暮らしの中で触れてきたものをモチーフに創作を続ける。曼荼羅(まんだら)やニュージーランドの先住民マオリの文化も参考にしているという。

 展示のきっかけは、同じく三崎でゲストハウス「RSD village」を経営する澤田隆治さん(37)が黒田さんの活動を知ったことだった。


「RSD village」のバーで飾られるサーフボード(上)や絵画
「RSD village」のバーで飾られるサーフボード(上)や絵画

 地域の若者を後押ししたいと、澤田さんが昨年10月にゲストハウスに開設したバーに飾る絵画の制作を依頼。店内は現在、太陽などをあしらったサーフボードや名産のスイカなどが印象的な絵画で彩られている。

 昨年12月21日には、同市南下浦町金田に昨夏オープンした民泊施設にも「ミウラザウルス」と名付けた恐竜の絵画(縦約70センチ、横約100センチ)を展示。2カ月ほどかけて完成させた作品では、イカや大根など三浦らしい豊かな自然を表現した。

 澤田さんとともに制作を頼んでいた民泊施設の加形拓也さん(41)、妻の宏子さん(40)は「わくわくする絵」「恐竜のフォルムがかわいい」などと喜んだ。

 横須賀市内の飲食店などからも制作依頼があり、展示の動きは広がりを見せている。高校卒業後に個展の開催を目指す黒田さん。オーストラリアへの1年間の語学留学も予定している。「いろいろなものを見たり触れたりしていきたい」と意気込んでいる。

 
 

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