県立西部総合職業技術校(秦野市桜町2丁目)の生徒が手作りした門松が、秦野市役所本庁舎など市内4カ所に飾られている。
門松はいずれも高さ約1・6メートル。庭園エクステリア施工コースで造園を学ぶ20~60代の生徒32人が、竹を斜めに切って松の葉を飾り、土台部分に縄を巻くなどして仕上げた。展示は1月6日まで。本庁舎のほか、同校入り口、小田急線秦野駅改札口前、秦野郵便局(同市室町)にも置かれている。
生徒の1人、小田原市小台の児玉哲男さん(63)は「切り口が笑顔に見えるように竹を斜めに切る作業が大変だったが、満足のいく仕上がりになった」と作業を振り返り、「仲間と心を込めて制作した。日本の風習を感じてもらえたらうれしい」と期待した。