釣りの魅力を紹介する特別企画展「釣りはじめ─もっと知りたい釣りのこと」が来年3月8日まで、相模原市中央区水郷田名の「相模川ふれあい科学館」で開かれている。釣り人に人気のターゲットや釣り上げた際に注意が必要な魚を紹介。子どもも楽しめるよう水槽に沈んだおもちゃを釣り上げるコーナーなどがあり、多くの家族連れでにぎわっている。
魚や水辺の環境に触れるきっかけにしてもらうのが目的で、今年3月まで開かれた釣りの基本を教える特別企画展の応用編に位置づけた。
会場中央には、2種類の水槽を用意。一つは海釣り用としてマダイやブリなど8種、もう一つには川釣り用としてコイやイワナなどの9種の魚の形状をしたおもちゃをそれぞれ入れ、プラスチック製の釣り針や磁石が付いた釣りざおで釣り上げる。来場者は真剣な表情で挑戦し、釣れると歓声を上げていた。
背びれなどに毒があり、刺される危険性があるゴンズイやハオコゼ、釣り餌になるユムシやクロカワムシなども展示。他にも、釣り人に人気のタコやイカが水槽で泳ぐ様子を観賞でき、仕掛けの作り方や糸の結び方などの釣りの基礎も学べる。
午前9時半から午後4時半まで。入場料は大人390円、小中学生130円、65歳以上190円。未就学児、障害者と同伴者1人は無料。年末年始は無休で、1月は20、27の両日が休館。問い合わせは同館電話042(762)2110。