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町民歌の作詞者・戸上さん詩刻む
強羅駅に寄木細工のレリーフ 復興へ願い込め 箱根

話題 | 神奈川新聞 | 2016年10月4日(火) 02:00

除幕式に参加した戸上さん(右)たち=箱根登山鉄道強羅駅
除幕式に参加した戸上さん(右)たち=箱根登山鉄道強羅駅

 一編の詩を記した箱根寄木細工が3日、箱根町の箱根登山鉄道強羅駅ホームにお目見えした。登山電車の出発場面や女子生徒の声が響く様子などを描写した「ちょっとがんばれる」と題した作品で、地元の観光再興への願いが込められている。

 詩を作ったのは町民歌の作詞者で同町強羅在住の戸上寛子さん(81)。大涌谷周辺の火山活動活発化の影響で町への観光客が減少する中、町にエールを送りたいと詩作りを考え、昨年末に長女の清美さん(50)らが同社に協力を依頼し実現した。縦約65センチ、横約175センチの寄木細工の製作は伝統工芸士の金指勝悦さん(76)が協力した。

 この日、町や同社職員、地元住民ら約35人が出席して除幕式が行われ、戸上さんらが同作品を朗読した。戸上さんは「文学やアートとして多くの客や地域社会の皆さまに末永く愛していただきたい」。山口昇士町長は「詩を読むことで明日への希望、勇気がもらえる。新しい強羅の名物・名所にしたい」と話した。

 
 

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