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県庁分庁舎完成1年遅れ 費用も16億円増

話題 | 神奈川新聞 | 2017年12月13日(水) 02:00

神奈川県庁
神奈川県庁

 県庁本庁舎前で進む分庁舎の建て替え工事を巡り、県は12日、完成時期が予定より1年以上遅れ、2020年春以降になるとの見通しを明らかにした。旧庁舎の取り壊し作業で想定外の問題が相次ぎ、工事中断や工法変更を余儀なくされた。工事費も最大16億円程度膨らむ見込みで、「異常事態」(県議)への対応に追われている。

 県によると、旧庁舎の強度が弱く重機の取り壊し手順を変えたほか、地下に直径約20センチの玉石が敷き詰められていたことも判明。昭和30~50年代に存在した地下駐車場の基礎部分が出土して除却の必要性が生じた上、土壌から基準値を上回るヒ素が検出されて処分先の調整も強いられた。

 また、除却工事が遅れたため、周辺で開催したイベント「全国都市緑化フェア」と重なり、新築工事の着手が当初より3カ月遅い今年6月中旬にずれ込んだ。今後も周辺環境への配慮から日没後の工事は難しく、工期短縮に向けた抜本対策は見いだせないという。

 新分庁舎は地上13階建てで16年に着工。新築工事は当初約66億円を見込んでいたが、ヒ素を含んだ土壌処分費約5億円など総額10億~16億円増えるとしている。

 
 

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