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打楽器の魅力に触れて 来春閉校の相模原・青根中で体験会

話題 | 神奈川新聞 | 2019年12月27日(金) 05:00

マルチパーカッションを演奏する加藤さん=相模原市立青根中学校体育館
マルチパーカッションを演奏する加藤さん=相模原市立青根中学校体育館

 来年3月に閉校する相模原市立青根中学校(同市緑区青根)で26日、打楽器の音色を楽しむワークショップが始まった。世界的に活躍するパーカッショニスト加藤訓子(くにこ)さん(50)が、豊かな自然に囲まれた同校の環境を気に入り、初めて企画。東京五輪関連イベントで披露する曲目の公開練習も兼ねたイベントだ。

 ワークショップは28日までの3日間行われ、奏者約20人がドラムやマリンバといった多種多様な打楽器の魅力を紹介する。

 メニューは27日午前11時から「はじめての打楽器」、同日午後5時半から「高齢者向けマリンバ弾いて運動」、28日午前11時から加藤さんによるログドラムが、それぞれ予定されている。いずれも参加無料で申し込み不要。

 また2020年の東京五輪に合わせ、芸術や文化を世界に発信するイベント「TokyoTokyoFESTIVAL」で演奏する曲目の練習も公開される。

 初日は開幕を祝うコンサートが開かれ、多くの地域住民が会場に駆け付けた。

 あいさつに立った加藤さんは、土砂崩れなど地域に大きな爪痕を残した台風19号に触れ、「大変な災害がありましたが、皆さまのために私たちができることをしたいと思う」と述べ、「素晴らしい自然がある青根で演奏ができることがうれしい」と笑顔を見せた。

 加藤さんが八つのドラムを組み合わせたマルチパーカッションを打ち鳴らし、若手演奏家も負けじと7曲を披露すると、観客からは大きな拍手が送られた。

 同校と市立青根小学校は児童・生徒の減少に伴い、20年3月に閉校。同年4月に、隣の市立青野原小・中学校の校舎を使い、新たに小中一貫校「青和学園」が開校する。

 
 

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