川崎市宮前区の色鉛筆画家、今福優子さん(45)による初めての個展が7日から12日まで、東京都新宿区のドラードギャラリーで開かれる。鮮やかな色彩で緻密に描かれた作品が特徴。
子どもの頃から絵を描くのが好きだったという今福さんは、美大には進まず、東京農業大学に進学し、一般企業に就職した。しかし、絵を描きたいという気持ちは消えず、2000年から絵画教室で油彩を学び、描き続けてきた。
09年にパステル画の公認インストラクターとなり、現在は、作家として制作に専念し、公募展などに色鉛筆画を出品。近代日本美術協会展や創作表現者展で入賞している。
チョウや女性、花をモチーフに描き、特にチョウは「卵、幼虫、さなぎと姿を変えるさまが、思いの実現というテーマに重なる」という。
新作を含め20点を展示。正午から午後8時(12日は同6時)まで。入場無料。問い合わせは、同ギャラリー電話03(6809)3808。