一般社団法人横浜港振興協会(横浜市中区)は29日、「ミナトまちヨコハマの振興・発展」に向けた今年の活動成果を報告する拡大交流会を横浜市中区の大さん橋ホールで開いた。林文子市長をはじめとした来賓や会員ら約300人が参加した。
藤木幸夫会長は山下ふ頭の再開発の方向性について「市民が依存症になって家庭崩壊になるようなものではなくて、健全なものでいこう」と強調。国際展示場などを想定し、カジノを抜きにした統合型リゾート施設(IR)がふさわしいとする考えを改めて示した。
同協会は昨年度から、横浜港大さん橋国際客船ターミナルの指定管理者としてハリマビステム、神奈川新聞社と共同事業体を組織している。共同事業体の代表を務める小此木歌藏副会長は、さらなる客船誘致に官民挙げて取り組む意気込みを述べた。