箱根登山鉄道オリジナルカレンダーに使われる水彩画を担当する五島まさをさん(76)=茅ケ崎市=の原画展が29日、小田原駅東口の地下街「ハルネ小田原」うめまる広場で始まった。30日まで。
五島さんが描く登山電車と沿線の風景は20年以上にわたり、鉄道カレンダーとして親しまれてきた。新雪の中を進む登山電車(1月)や、名物のあじさい電車(6月)、紅葉する山と海賊船の風景(11月)など、来年のカレンダー用の新作12点を含む45点が並ぶ。
「箱根の山は表情豊かで、季節や電車の角度が少しずれると全く違って見える。私にとって宝の山です」と五島さんは話す。
入場無料、午前11時~午後4時。カレンダー「箱根路物語 登山電車と沿線スケッチ」の即売(壁掛け1500円と卓上用700円)も行っている。