川崎市川崎区内の中学生や企業、商店街、町内会関係者など約150人が25日、落書き消し活動を川崎駅周辺の道路や公園で行った。川崎ロータリークラブ(RC)が呼び掛け、市や川崎署なども協力して実施し7回目。電柱や構造物、公園の建物の壁にスプレーなどで書かれた落書きを消したり、シールを剥がしたりした。
渡田、京町、田島、川崎の4中学校の生徒ら約60人もジャージー姿で参加。大人に指導を受けながら、落書き消しスプレーを吹き付け、スポンジで熱心にこすっていた。
活動は、「割られた窓や落書きを放置すると、地域が治安に関心が低いとみられエスカレートするため、まず小さな犯罪の排除を」との割れ窓理論に基づく。
2012年秋から同RCが20~30人で始め、年1、2回開催。現在はほぼ150人が参加するまでになった。同RCの田辺真一郎会長は「街を大事にしようという意識を根付かせ、安全安心な街につながるよう今後も続けたい」と話していた。