相模川の生き物などを展示する相模川ふれあい科学館(相模原市中央区)で18日、開館30周年を記念したイベントが開かれた。
同館は相模原市が1987年11月16日に開館した。現在は新江ノ島水族館などを運営する江ノ島マリンコーポレーションが指定管理者となっている。普段は淡水魚中心の展示だが、この日は新江ノ島水族館から、海にすむ小型のトラザメと「きもかわいい」と人気のオオグソクムシを借り、子どもたちが触れる特別タッチング水槽に入れた。
トラザメは体長40センチほどで茶色と黒っぽいまだら模様。オオグソクムシは体長15センチほどで薄ピンクのような色合い。近くに住む来場者(39)は長女(9)、長男(4)と来館。2人の子どもは恐る恐るといった様子で水槽に手を入れて触り、「サメはざらざら、オオグソクムシはつるつるしていた」などと笑顔で話した。
小さなガラス瓶や皿に、海の砂やドングリを入れて透明なジェルを流し込んで固めるキャンドル作りなどもあり、訪れた親子連れらがさまざまな体験を楽しんだ。