ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として米航空宇宙局(NASA)が製造を進めているジェームズ・ウェッブ赤外線宇宙望遠鏡の製造過程を紹介するドキュメンタリー映画「Into the Unknown」の上映会が18日、相模原市立博物館(同市中央区高根)で行われる。
現在運用されているハッブル望遠鏡は、高度約560キロの軌道上から宇宙を観察して大きな成果を挙げてきた。ジェームズ・ウェッブ望遠鏡は、ハッブルの約100倍もの観察能力があるとされ、地球から約150万キロも離れた位置で太陽を回りながら観察する。2019年の打ち上げ予定で、最初の銀河形成の画像を捉えることや、未知の惑星の調査研究などを行う。
NASAが製造を発注した企業の一つである米国のノースロップ・グラマン・コーポレーションがドキュメンタリー映画を制作。これまで米国などで上映しており、日本国内では今週、大学、高校など複数箇所で上映している。
同市立博物館での上映会では同社グループの天体物理学者アルベルト・コンティ博士らが解説、質疑に応じる。市内に拠点を置く宇宙航空研究開発機構(JAXA)の和田武彦助教による「赤外線天文衛星-あかりとスピカ」と題した話もある。
午後5時半からで、観覧無料。先着順で定員180人。問い合わせは、同市立博物館電話042(750)8030。