横浜市港北区の横浜実践看護専門学校(持尾聰一郎学校長)で10日、戴帽式が行われた。保護者や医療関係者ら約220人が見守る中、今春入学した1年生81人に、女子学生にはナースキャップが、男子学生には記章がそれぞれ授けられた。
授与された生徒たちは手にしたキャンドルに明かりをともし、「患者の思いや価値観を大切にし、支えてくれる人へ感謝しながら努力していきます」と誓いの言葉を唱和した。負傷した兵士を夜間ナイチンゲールがろうそくの火の下で看護したことに由来するという。
戴帽された学生(19)は「あらためて看護に向かう責任、決意を胸に刻んだ。患者さんの心のともしびになりたいと思った」と話した。