神奈川県内各地で伝統芸能を受け継ぐ団体が集うかながわ民俗芸能祭が1日、横浜市西区の「はまぎんホールヴィアマーレ」で開かれた。6団体が踊りや舞などを披露し、来場者約400人を魅了した。
県民俗芸能保存協会の主催、県、はまぎん産業文化振興財団の共催で10回目。湯立獅子舞(箱根町)やチャッキラコ(三浦市)、相模人形芝居林座(厚木市)などが出演し、臨場感あふれる舞台を繰り広げた。横浜市内から訪れた男性(37)は「県内に伝承されてきた民俗芸能の多様性と伝統の奥深さを知ることができた」と話した。
同協会の垣澤勉会長は「今年は協会設立50周年の節目に当たるが、まだ道半ば。これからも民俗芸能や文化への理解が広がるよう活動を続けたい」と意気込みを語った。