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【バスストップ】市営・59系統(5)大曽根 綱島温泉の面影訪ね 

話題 | 神奈川新聞 | 2019年12月29日(日) 14:00

透明度が3センチにも満たない太平館の「黒湯」=横浜市港北区大曽根
透明度が3センチにも満たない太平館の「黒湯」=横浜市港北区大曽根

 かつて温泉旅館が並び「東京の奥座敷(おくざしき)」と呼ばれた綱島(つなしま)(横浜市港北区)。今回は綱島温泉の面影(おもかげ)を訪ね、入浴もした。

 まずは「大綱橋」バス停に近い市営駐輪場(ちゅうりんじょう)の脇(わき)に立つ「ラヂウム霊泉(れいせん)湧出(ゆうしゅつ)記念碑(ひ)」に足を運ぶ。1914年にラジウムを含(ふく)む源泉が当地で発見されたことを記念し、33年に建立(こんりゅう)。記者は碑に両手で触(ふ)れ、安堵(あんど)した。

 昨冬まで民有地にあり、工事で廃棄(はいき)寸前に。地域住民の尽力(じんりょく)で、元の場所から約50メートル離(はな)れた市有地(同区樽(たる)町)に移設保存された。関連記事はウェブサイト「カナロコ」で読める。


綱島温泉の発祥を伝える石碑
綱島温泉の発祥を伝える石碑

 次にバスで二つ先の「大曽根(おおそね)町」から徒歩数分の銭湯「太平館(たいへいかん)」(同区大曽根)へ。店主の谷口昭一さん(86)が妻の光子さん(83)と60年ほど前に開業した。特徴は、真っ黒な湯があること。地下80メートルからくみ上げた鉱泉に含まれる、太古の植物が地中で分解されて残るフミンという成分が「黒湯」のもとだ。

 42度に加熱された黒湯は入ると体がポカポカ温まり、上がると肌(はだ)がすべすべに。泉質はナトリウム・炭酸水素塩冷鉱泉で、弱アルカリ性。適応症(しょう)は筋肉・関節痛、冷え性、皮膚(ひふ)乾燥(かんそう)症など(県温泉地学研究所調べ)。常連客の西田稔(みのる)さん(87)は「黒湯は腰(こし)まで漬(つ)かるといい」と半身浴を勧(すす)めてくれた。

 黒湯効果か「体が痛んだことがない」と快活に働く光子さん。昭一さんは「ずっと元気でいたい」と笑う。入浴料は大人470円(午後3時半~10時)、金曜休み。温泉の面影探訪は、交通費を除きワンコイン未満で楽しめる。

(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2019年10月10日掲載】

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