東日本大震災被災地との絆を強める「つるみ夢ひろばin總持寺」が3日、横浜市鶴見区の同寺で開かれた。多くの地域住民らがステージや物産展などで秋の一日を楽しんだ。
同実行委員会の主催(神奈川新聞社など後援)で6回目。大祖堂前のステージでは同寺僧侶が経を唱える「声明(しょうみょう)」や和太鼓演奏、ダンスショーなどが披露された。参道には模擬店が並び、被災地支援のための物品販売や地場産品が楽しめる門前バザールも開かれ、終日にぎわった。
被災者慰霊・復興祈願の法要では同寺の前川睦生後堂が「災害時に広域避難場所となるお寺を知っていただき、今日一日を楽しんで」とあいさつ。
4日は、同寺三松閣で午後3時から鶴見区制90周年を記念した「つるみMONZENシンポジウム」が開かれる。入場無料で当日受け付け。征矢雅和区長や同寺の山口正章副監院らパネリストが100周年に向けて“鶴見の未来”を語り合う。