県内在住、在勤の美術を志す女性を対象に、発表の場を提供し地域文化の向上を目指す美術公募展「第59回県女流美術家協会展」が27日、横浜市西区の横浜市民ギャラリーで始まった。12月2日まで。入場無料。
県女流美術家協会の主催で、同協会が創立した1961年から続く。県の規模で行う女性限定の美術公募展は全国で唯一とされる。
会場には24歳から88歳までの123人による177点の創造性豊かな作品が並ぶ。油彩や日本画、水彩、版画、立体など多様なジャンルも見どころだ。
同会で長く活動を続ける会員らは「若い方は勉強の場として参加し、子育てや介護から解放された方は自分の時間を取り戻して、これまでの経験を絵にぶつけている。みんな生き生きしており、作品からエネルギーを感じる」と話した。
12月2日午後0時半から会員による講評会を行う。参加申し込み、問い合わせは同協会電話090(3433)2785。
主な受賞者は次の通り。(敬称略)
【県立近代美術館賞】吉永朋子(横須賀市)
【県女流美術家協会賞】青山美穂(川崎市川崎区)
【県知事賞】亀田憲子(横浜市港北区)
【県議会議長賞】菊川恵子(横浜市金沢区)
【横浜市長賞】藤本洋子(藤沢市)
【県教育長賞】大友康子(平塚市)
【横浜市教育委員会賞】柴田範子(逗子市)