台風一過の陽光を受け、オレンジ色に輝くミカンが、収穫シーズンを迎えている。
伊勢原市善波の観光みかん園「あかざと園」では30日、大和市立桜丘小学校の4年生75人が遠足で訪れ、たわわに実った大粒をもぎ取った。相模湾まで一望できる雄大な風景を前に、頬張った男児(9)は「いつも食べているのとは違う。おいしい」と満足そう。同園を営む飯塚正晃さん(68)は「夏の天候不順で心配したが、甘さも十分乗っている」と話していた。
市内では12月上旬まで、11軒の観光みかん園でミカン狩りが行われている。