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13年越しの結婚式 苦労を掛けた妻のために

話題 | 神奈川新聞 | 2019年11月23日(土) 11:52

結婚宣誓書を手に喜ぶ新郎新婦の川田夫妻と、立会人を務めた上地市長(後列)=横須賀市議会本会議場

 「いい夫婦の日」の22日、横須賀市議会の本会議場で「結婚式」が開かれた。新郎新婦は市内在住で調理師の川田隆志さん(46)と、主婦の景子さん(36)。2人にとって婚姻届の提出から13年越しの挙式となった。家族や上地克明市長らに祝福され、笑顔を見せた。

 「手作り市役所ウェディング」は、さまざまな事情から式を挙げてこなかったカップルを応援しようと、2017年から市と結婚情報誌「ゼクシィ」編集部が協力して行っている企画。

 2人は年の差などから当初結婚を反対されていたが、07年1月に婚姻届を提出。当時、金銭的に余裕がなく、式が挙げられなかったという。苦労を掛けた景子さんのために、企画を知った隆志さんが応募した。

 隆志さんは、映画「男はつらいよ」のフーテンの寅次郎にふんする大道芸人「横須賀の寅次郎」としても、市内のイベントなどで活躍している。式には寅さんスタイルで出席し「信州信濃の新蕎麦(そば)よりも、わたしはあなたのそばがいい。あなたは百まで私は九十九まで。互いにしらみがたかっても、あなたのことを愛し続けます」との口上で誓いの言葉を披露した。

 結婚宣誓書の立会人代表を担った上地市長は「新たな出発おめでとう。2人で愛を育んで幸せに」と祝福した。式を終えた景子さんは「緊張しました。今では子どもも生まれ幸せです。これからもみんな元気に仲良くやっていければいい」と感激していた。

 
 

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