研究者解説、活用法探る
震生湖(秦野市、中井町)の文化財としての価値に光を当てる講演会とパネルディスカッションが23日、南公民館多目的ホール(秦野市今泉)で開かれる。研究者がその価値を解説し、地元自治会などとともに保存や活用方法を探る。
同湖の国登録記念物登録の機運を高めるため、市教育委員会が企画した。
講演会では、文化庁文化財第2課の柴田伊廣(ただひろ)文部科学技官が登壇し、天然記念物や震災遺構の保存と活用について説明。パネルディスカッションでは、一般財団法人「砂防フロンティア整備推進機構」の専門研究員・井上公夫さん、箱根町立箱根ジオミュージアムの笠間友博さん、南地区自治会代表、市生涯学習課職員の4人が加わり、意見を交わす。
同課は「専門家を招いて周辺でウオーキングイベントを開くなど、震生湖を活用する活動のきっかけになれば」と期待している。
午後2時から4時までで、入場無料。定員は先着順で200人。申し込み・問い合わせは、市立桜土手古墳展示館電話0463(87)5542。