日本クルーズ客船(大阪市)が運航する「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)が12日、横浜・みなとみらい21(MM21)新港地区に開業したばかりの新港ふ頭客船ターミナルに初着岸した。今後は同ふ頭を横浜港の新たな拠点にクルーズを展開する。
大手旅行会社の阪急交通社がチャーターした横浜発着クルーズのため寄港した。船内では横浜市港湾局が主催した記念セレモニーが開かれ、中野裕也港湾局長は「今後はこちらのターミナルで受け入れさせていただき、横浜港との付き合いを深いものにしたい」と歓迎した。
横浜観光親善大使の川内美月さんから花束を手渡された仲田敬一船長は「この岸壁が(同船の)ホームになるよう精進したい」と期待を込めた。
ターミナルは商業施設やホテルを備えた複合施設「横浜ハンマーヘッド」にあり、4日には第1船として「ダイヤモンド・プリンセス」が着岸している。