偶然重なる 伊勢山皇大神宮
皇位継承の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」に合わせ、全国各地の神社で14日、大嘗祭当日祭が行われた。横浜の総鎮守「伊勢山皇大神宮」(横浜市西区)でも氏子ら約200人が参列し、五穀豊穣(ほうじょう)の祈念と即位を祝う神事を行った。
阿久津裕司宮司代務者は「(同神宮の)本殿が昨年建て替えられたばかりで、令和の御大典を迎えることができた。昭和の本殿再建も昭和天皇の御大典に合わせて行われており、偶然が重なった。あらためて令和の時代をお祝いしたい」とあいさつ。同神宮では15日午後3時から、即位を祝った雅楽舞楽の奉納が行われる。
秋の実りを祝う 三浦・海南神社
皇位継承の重要祭祀「大嘗祭」の中心儀式「大嘗宮の儀」に合わせて、三浦市三崎の海南神社で14日、大嘗祭当日祭が執り行われた。
当日祭は、大嘗祭を一緒に祝い、秋の実りに感謝する祭典。関係者約30人が見守る中、祝詞を奏上したほか、宮司や巫女(みこ)が神楽を奉納するなどした。
大嘗祭では全国各地の特産品「庭積机代物(にわづみのつくえしろもの)」が供えられるが、三浦産の大根もその一つ。当日祭の会場には奉納されたものと同じ畑で収穫された大根をはじめ、多くの地場産品などが並べられた。
参列した吉田英男市長は「三浦の大根が奉納されたのは名誉なこと。PRにつながれば」と話した。