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不登校だった、でも世界の舞台に 国際技能五輪で敢闘賞

話題 | 神奈川新聞 | 2019年11月10日(日) 05:00

ロシアでの技能五輪国際大会で競技に臨む阿部さん(ヒューマンアカデミー提供)
ロシアでの技能五輪国際大会で競技に臨む阿部さん(ヒューマンアカデミー提供)

 ヒューマンアカデミー横浜校(横浜市神奈川区)に在籍する阿部金矢(かなや)さん(19)=同区=が、ロシア・カザンで開催された「技能五輪国際大会」にウェブデザイン職種の日本代表として出場し、敢闘賞を受賞した。同大会は業務で技術を磨く社会人選手が多く、学生の入賞は珍しい。小中学校で学校に通えなかった経験を持つ阿部さんだが、「ゲーム作りに携わる」という目標に向かって学びながら、世界を舞台に大きな栄光を手にした。

 技能五輪国際大会は、参加国の職業訓練の振興と青年技能者の国際交流などを目的に、2年に1回開催されている。今年は8月に開催され、日本を含む62カ国・地域から1348人が出場、56職種で技術を競い合った。

 阿部さんは2016年に通信制のヒューマンキャンパス高校に入学。翌年から高校と並行し、ヒューマンアカデミー横浜校のゲームカレッジでプログラミングなどを学び始めた。現在は研究課程に在籍する。


敢闘賞のメダルを手にする阿部さん=ヒューマンアカデミー横浜校
敢闘賞のメダルを手にする阿部さん=ヒューマンアカデミー横浜校

 小学校高学年で教師との関係がうまくいかなくなり、5年生ごろから学校に行かれなくなった。中学校はほぼ通っていない。その時期に自宅でゲームをしていたこともあり、「体系的に学びたい」と両校への進学を決めた。

 横浜校には技能五輪のための特別授業があり、阿部さんも受講。授業を担当した多田英樹さん(61)は「最初は口数が少なかったが、授業から自分の得意なことを見つけて自信をつけ、コミュニケーションも含めて成長した」。同校ゲームカレッジ担任の阿部博子さんも「学びを通じて成長し、下級生の目標にもなっている」と話す。

 今年は国際大会に向けた海外遠征にも参加。「同年代で自分よりできる人がいて、いい刺激になった」(阿部金矢さん)という。ロシアでの大会では、個人とチームで4日間を戦い抜いた。「だめだと思っていたので敢闘賞には驚いた。自信になった」と振り返る。

 阿部さんは来年3月に学生生活を終える予定で、ゲーム業界を目指して就職活動を始めた。「世界にはすごい人がいると思った。自分より上の人に追い付けるようになりたい」と次の目標を見据えている。

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