来年の干支(えと)「子(ね)(ネズミ)」をデザインした干支だるまの製作が、創業150年を超える平塚市東八幡の「荒井だるま屋」でピークを迎えている。
ソフトボールほどの大きさのだるまを基に、6本のひげや耳、鼻、ほっぺを加えた手作りのオリジナル商品。幸運を呼ぶといわれる白ネズミで、しっぽは頭の位置まで描かれ、ほっぺなどはピンク色に染められている。
4代目店主の荒井星冠(せいかん)さん(64)は「来年は東京五輪・パラリンピックにあやかり、景気も上向いてほしいという願いを込めてデザインした」と話す。
だるまと干支のパワーが重なるという縁起の良さと愛らしい表情が毎年、人気を呼んでいる。価格は3千円(税別)。8日と20日に横浜や横須賀の酉(とり)の市で販売されるほか、新年には川崎大師で露天売りされる。