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協会が記念誌を発行
盲導犬との50年を2冊に 訓練法、障害者の声も紹介

話題 | 神奈川新聞 | 2017年10月17日(火) 10:00

日本盲導犬協会50周年記念誌「盲導犬と歩く」を手にする山口センター長 =横浜市港北区の神奈川訓練センター
日本盲導犬協会50周年記念誌「盲導犬と歩く」を手にする山口センター長 =横浜市港北区の神奈川訓練センター

 日本盲導犬協会(横浜市港北区、井上幸彦理事長)が協会50周年記念誌「盲導犬と歩く」を発行した。半世紀の歩みに加え、幅広い盲導犬育成事業を網羅。ユーザー238人の物語も掲載した。同協会は「盲導犬をさらに深く理解してもらえる資料になれば」と話している。

 記念誌は本誌224ページ、別冊132ページ。ともにA4判カラーで、写真をふんだんに使用した。

 本誌は「盲導犬のすべてがわかる『教科書』」とPR。1967年に設立した協会の盲導犬育成や訓練士養成の取り組みのほか、事業の全体像や取り巻く現状、課題も盛り込んだ。

 服従から教育へと変化する訓練スタイルや、あまり知られていない犬の行動遺伝学的研究、関連諸団体、関連の法律も掲載。「2人6脚」と題した冒頭では、井上理事長が「数だけでなく質の向上も目指し、盲導犬『待機者ゼロ』への道を切り開く」と決意を示した。

 別冊「ユーザーは語る」では、県内利用者らが盲導犬との出合いや思い出を語る。

 福島県の原田宗雄さん(73)は東日本大震災で避難する際、妻と盲導犬と乗り込んだ車が津波に襲われた。後部扉が開いたのに犬が主人を離れようとしなかったことを思い起こし、無事でいてくれたことがこの上ない幸せだったという。「避難先でも人気者だった盲導犬が人間関係をつないでくれた」と感謝の気持ちをつづる。

 こうした利用者と接する神奈川訓練センター(横浜市港北区)のセンター長・山口義之さん(43)は「視覚障害者の声や思いが詰まっている。本を通じて、盲導犬や障害者を身近に感じ、接してもらいたい」と話す。

 非売品だが、公立図書館に寄贈する予定。問い合わせは、同協会東京本部電話03(5452)1266。

日本盲導犬協会50周年記念誌「盲導犬と歩く」を手にする山口センター長 =横浜市港北区の神奈川訓練センター

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