カレー料理の食べ比べを楽しんでもらおうと、「コスギカレーフェス2019」と銘打ったスタンプラリーが今月末まで、川崎市中原区の武蔵小杉駅周辺で開かれている。5周年を迎えた今回は28店舗が参加。集めたスタンプの数に応じて商品を贈呈する。
同フェスは2015年、代表を務める奥村佑子さん(38)の呼び掛けでスタート。学生時代から食べ歩きが好きだったという奥村さんは12年に区内でカレー店を開業。フードイベントを通じて小杉の街を盛り上げ、住民同士の交流につなげようと構想を練った。
参加店の提供メニューは、カレーライスはもちろん、カレーラーメンやカレーパンなどバラエティーに富む。昨年は開催期間の2週間で約30人が全店舗を回りきったという。参加店も年々増え、今年は28店(昨年比3店増)になった。
例年は参加店の屋台が集結する「コスギカレーEXPO」も開催。今年も20日に予定されていたが、台風19号に伴う武蔵小杉周辺の浸水被害を受け急きょ中止が決まった。
奥村さんは「中止は残念だが、やむを得ない。スタンプラリーは続けるので、ぜひ食べに来て、武蔵小杉を応援してほしい」と呼び掛けている。