芸術の秋を迎えて恒例イベント「野外彫刻造形展」が厚木市温水のぼうさいの丘公園で開かれている。市主催で入場無料、15日まで。
自然豊かな広い園内を発表会場として提供、市民の創作活動を支援する取り組みで毎年開催し、今年で27回目。プロの作家や地元の大学生、保育園児らが制作した29点が展示されている。
初めて参加した市民活動団体のキヌアンディーナ厚木は栽培・収穫したアンデス産キヌアを使ったリースなどを出品。絵画教室に通う子どもたちが作ったフクロウやハロウィーンの飾りなどが並び、散策に訪れた市民の目を楽しませている。
また、東日本大震災以降、6回目の参加になった福島県西郷村の中学校美術部は「未来」と題した作品を展示。「未来が鮮やかに色取られる願いを込めた」という、ビー玉などを加工したステンドグラス状の球体作品を制作した。
家族で訪れた市内の女性は「自然をうまく利用した作品の展示が面白い」など話していた。
15日は、自分で描いた絵や写真で缶バッジを親子で作るコーナーや、無料で抹茶とお菓子を振る舞う野だても行われる。