
横浜国立大学付属図書館(横浜市保土ケ谷区)で、県内外のデザイナーが作成したポスターを楽しめる「なかなか神奈川展」が開かれている。神奈川のブランドイメージを発信する作品がそろい、来場者に「神奈川もなかなかいい」と訴えかける。
日本グラフィックデザイナー協会・神奈川(JAGDA神奈川)が主催。イラストや写真、クイズを使ったものなど25作品が並ぶ。同協会に所属する子鬼さんは箱根・大涌谷の黒たまごを取り上げ、「神奈川には、山もあり海もあり異国情緒もあるので、何を取り上げたらいいのか悩んだ」と振り返る。荒崎海岸(横須賀市)で撮影した写真を使った渡辺邦夫さんは「デザイナーの自由な発想や神奈川の良さを感じてほしい」と語った。
また同会場では、デザインの力で自治体や企業の立て直しに貢献してきた中西元男さんの業績を紹介する展示も行われている。12自治体・企業のロゴマークや理念を、どのようにまとめてきたかを学ぶことができる。
両展示とも21日まで。午前8時40分から午後8時まで(土、日曜は午後4時半まで)。入場無料。21日には中西さんの講演も行われる。問い合わせは、同協会のホームページ。