岡倉天心横浜顕彰会(新井恵美子会長)は22日、横浜市中区の市開港記念会館で「天心フォーラム」を開く。講演とパネルディスカッションが催され、横浜で生まれ、近代日本美術の発展に尽力した天心の幼年期と時代背景を探る。福井、新潟・妙高、北茨城・五浦の3顕彰会、中区役所との共催で、神奈川新聞社の後援。
講演で東京芸術大学の佐藤道信教授が「海と英語-覇権の条件」と題して、天心が世界にはばたいた時代背景を探る。
パネルディスカッションでは、「開港場横濱-天心がいたころ」をテーマに、茂住實男・前大倉精神文化研究所長、西川武臣・横浜開港資料館副館長、佐々木美帆・福井県立美術館学芸員が英語を学んだ幼年期の天心とその時代を明らかにする。
午前10時~午後0時40分。定員400人で参加無料。定員になり次第締め切る。問い合わせは、横浜顕彰会事務局電話090(7172)5563。
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同会場で映画「天心」の上映会が同日の午後2時半と同6時に行われる。当日券は一般1200円、小中高生800円。前売り券はヨコハマよみうりプレイガイド電話045(201)9748。問い合わせは、同映画製作委員会電話070(5021)9979。