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「回り舞台」で農村歌舞伎を追体験 川崎「旧船越の舞台」

話題 | 神奈川新聞 | 2019年10月7日(月) 05:00

回り舞台の下にある空間「奈落」に降りて実際に舞台を回す来園者たち =川崎市多摩区の市立日本民家園
回り舞台の下にある空間「奈落」に降りて実際に舞台を回す来園者たち =川崎市多摩区の市立日本民家園

 農村歌舞伎の舞台として使われた国指定重要有形民俗文化財「旧船越の舞台」が川崎市立日本民家園(同市多摩区)で特別公開された。最終日の6日は芝居の場面転換に用いられる「回り舞台」を実際に回せる体験会があり、来園者は舞台装置を動かし、昔ながらの味わいに浸った。

 旧船越の舞台は1857(安政4)年に現在の三重県志摩市の漁村で造られ、1973年に同園に移築された。回り舞台は直径5・4メートル。来園者は舞台の下にある空間「奈落」に入ると、人力で動かすために設置された4本の丸太を一斉に押し、ゴロゴロと舞台が回る音とともに往事の雰囲気を追体験した。

 家族4人で訪れた東京都足立区の小学5年生加賀谷碧さん(11)は「歌舞伎は見たことがあったが、昔は人の力で舞台を回していたなんて知らなかった」と感激していた。

 体験会は毎年春と秋に行われており、次回は来年の5~6月ごろを予定しているという。

 
 

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