大雄山最乗寺(南足柄市大雄町)で仏像彫刻を学ぶ受講者による作品展が、同寺の尚宝殿で開かれている。12日まで。
同寺の山内で倒れたり間伐されたりした木材を活用しようと、2000年から教室を開催。仏師の小清水頂山さんの指導を受け、県内外の中学生から80代までの約30人が、毎月第2・第4土曜に腕を磨いている。
作品展は、受講生がヒノキや同寺の杉などを用い、主に今年制作した48点を出展。入門後の1体目として制作する聖観音菩薩(ぼさつ)像や2体目に手掛ける白衣観音菩薩像などが並ぶ。
市内の主婦小林玲子さん(67)は「手の動きなど細かく彫られていて感動する。木目を生かしていてきれい」と話していた。
午前9時から午後3時(最終日は正午ごろ)まで。入場無料。問い合わせは、同寺電話0465(74)3121。