
愛川町の小野澤豊町長は3日の会見で、宮ケ瀬ダムの夜間観光放流(ナイト放流)の本年度の応募者数が過去最多の3900人だったと明らかにした。これを受け、町は本年度の定員を200人増の1200人に拡大する。
ナイト放流は、町が新たな観光資源にするため、ダムを管理する国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所などと協力し、2017年度から実施している。
初年度の応募者数は約840人で、18年度に3倍強の2700人に増加。本年度は参加費名目で高校生以上を有料(千円)にしたが、3900人とさらに前年度の1・5倍近くまで伸びた。
町長は「たくさんの方の応募をうれしく思う」と喜び、「できるだけ定員を増やして楽しんでいただくとともに、毎年、変化を加えながら魅力づくりをしていきたい」と事業にかける意気込みを語った。
参加費は、照明や警備などにかかる経費に充てる予定。今後、3900人から1200人を抽選する。町は本年度の実施状況を踏まえ、来年度の定員を検討する考えだ。