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世代を超えて交流を 横浜の空き家に「おもいやりハウス」

話題 | 神奈川新聞 | 2019年10月1日(火) 08:00

地域住民が集まったオープニングセレモニーであいさつする津ノ井さん(右から2人目)=横浜市南区
地域住民が集まったオープニングセレモニーであいさつする津ノ井さん(右から2人目)=横浜市南区

 横浜市南区中村町に、空き家を使った多世代交流拠点「おもいやりハウス崖の下のたい」が10月1日、オープンする。地元で子育て中の母親グループが中心になり、整備のための助成金を申請したり、寄付を募ったりしながら夢を実現。拠点では弁当販売のほか、子どもの学習支援や高齢者支援の活動も行う。

 おもいやりハウスは、高齢者の買い物支援などを行う母親グループ「おもいやり隊」が設置を企画。築57年になる同町内の2階建て空き家を借り、メンバー手作りの弁当やクレープを対面販売できる場所や利用者が交流するカフェスペース、子どもが勉強できる部屋などを作る工事を行った。資金は市の「ヨコハマまち普請事業」の助成金と住民からの寄付、クラウドファンディングで賄った。

 9月末に行われたオープニングセレモニーには、地域住民や寄付をした人たちが参加。代表の津ノ井美晴さん(37)が「皆さんのおかげで拠点が完成した。ここを使って地域がもっとよくなっていけば」とあいさつ。近隣の小学生らを対象に公募した拠点の名前も発表された。

 おもいやり隊は6月にNPO法人化し、現在は「おもいやりカンパニー」の名称で活動。おもいやりハウスでは、同法人が市介護予防・生活支援サービス補助事業での高齢者支援も行う。津ノ井さんは「子どもはここに来れば親以外の大人と触れ合え、お年寄りも一人で来ても誰かと話せる。地域のコミュニケーションが取れる場にしたい」と話している。

 「おもいやりハウス」の開所時間は平日午前10時~午後5時。

 
 

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