陸上自衛隊高等工科学校(横須賀市御幸浜、生徒数939人)で29日、令和最初の創立記念行事が催され、施設が一般公開された。全学年参加できびきびとした観閲行進を行うなど日頃の訓練の成果を披露した。
記念式典とともにグラウンドで行われた行進は吹奏楽部を先頭にスタート。生徒会、3年生、2年生、1年生の各隊が足並みをそろえ行進した。司会役の3年生のきびきびとした紹介にも拍手が起きた。
同校は1955年開校で創立64周年。卒業生でもある堀江祐一学校長は台風被害のお見舞いを述べた上で「生徒を育ててくれるのは地域の皆さんのまなざし。これからも学校を挙げて地域に貢献していきたい」などとあいさつした。
屋外では和太鼓演奏なども実施。生徒が整備を学んでいる戦車や装甲車など各種装備品も公開された。校舎内では文化クラブの催しや展示も行われ、地域住民や保護者らで終日にぎわった。