
往年の名車で三浦半島を駆け抜ける「クラシックジャパンラリー2019 R134」の本戦が29日、横須賀、三浦、葉山の2市1町のコースで開催される。前日の28日には練習走行会が実施され、観客たちは歓声を上げながら名車の走りを見守った。
ラリーイベントは、昨年3月に続いて3回目。IT企業「インプレッション」(横浜市西区)が、自動車文化の継承などを掲げて主催している。
この日の走行会には、ジャガーやアルファロメオといったクラシックカー37台が参加。三笠公園(横須賀市稲岡町)をスタートし、浦賀ドックや城ケ島など海岸沿いを巡った。
同市から小学6年の長男(11)とともに三笠公園を訪れた田山晴之さん(52)は「80年以上前の車が目の前で動く姿を見られて良かった」とほほ笑んだ。同日夜は記念艦「三笠」とクラシックカーを一緒にライトアップする催しもあった。
ラリー本番は29日で、1928~73年に欧米や日本で生産された66台がエントリー。午前10時に三笠公園を出発し、観音崎や長井海の手公園「ソレイユの丘」、葉山マリーナなどを経て再び三笠公園に戻る全長約80キロのコースで繰り広げられる。
妻の亜矢子さん(46)と参戦するという東京都の大西祥文さん(54)は「三浦半島の風景も楽しみながら走りたい」と笑顔で話している。