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鎌倉野菜に魅せられ アジカン・伊地知 新レシピ考案へ

話題 | 神奈川新聞 | 2019年9月28日(土) 05:00

収穫した夏野菜を手にする伊地知さん

 ロックバンド「アジアン・カンフー・ジェネレーション」のドラマー・伊地知潔さん(42)が、鎌倉市内の自宅で野菜作りに挑戦している。レシピサイトで連載を持つなど料理好きとしても知られる伊地知さん。地元で取れる「鎌倉野菜」に魅了され、「野菜を知ることで発明した自分のレシピで、鎌倉を盛り上げたい」と大きな夢を抱いている。 

 伊地知さんが野菜作りに興味を持ったのは、近所で暮らす友人が庭で育てたジャガイモなどを食べたのがきっかけ。香りの強さ、味の濃さに驚き、「自分も」と思い立った。

 今春、専門家の助けを借りながら、5平方メートルほどの敷地で土作りからスタート。まずは初心者向けのレタスにチャレンジし、その後はトマトやキュウリなどの夏野菜、今はニンジンなどの秋野菜を育てている。

 「自分が作ったものを『おいしい』と喜んでもらえたことがうれしくて」と料理にも熱中している伊地知さん。レシピサイトの連載のほか飲食店から新メニューの考案を依頼されるなど、その独創性は一目置かれている。


7月に都内で行われた料理イベントで腕前を披露する伊地知さん
7月に都内で行われた料理イベントで腕前を披露する伊地知さん

 伊地知さんは「音作りと料理、野菜作りは、つながっている」と強調する。例えば「ステージ上での即興演奏と、調理中に新しい味付けのアイデアを思い付くのは、同じ反射神経で対応している」。一方で、「予測で動くことも重要」という。「天気を予測しながら水やりなど野菜の成長に必要な世話をするときと、メンバーの演奏を予測しながら自分の演奏の準備をするときは同じ頭を使っている」

 野菜作りはまだまだ初心者。だが夢は大きい。「自分で育てることで鎌倉野菜を知り、その特徴を生かしたレシピを発明したい」。そして「自分のレシピで、鎌倉を盛り上げられたら」と思いをはせている。




4月 自宅の庭を畑に「土入れ」


大庭園設計室(藤沢市大庭)の川口豊さんらの力を借り、庭を改造していく
大庭園設計室(藤沢市大庭)の川口豊さんらの力を借り、庭を改造していく

セルトレイに種まき培土を敷き詰めていく
セルトレイに種まき培土を敷き詰めていく

リーフレタスの種を植えていく
リーフレタスの種を植えていく

ガーデニング用の土を大量に準備
ガーデニング用の土を大量に準備

有機質の土と、ガーデニング用の土などを混ぜた土を畑にする敷地に下ろしていく。土が重くかなりの重労働。「筋肉痛でドラムがたたけなくなる」と
有機質の土と、ガーデニング用の土などを混ぜた土を畑にする敷地に下ろしていく。土が重くかなりの重労働。「筋肉痛でドラムがたたけなくなる」と

下ろした土の中には、岩のような塊もあった
下ろした土の中には、岩のような塊もあった

畑には苦土石灰を入れ、土が落ち着くのを待つ間に、リーフレタスの発芽を待つ
畑には苦土石灰を入れ、土が落ち着くのを待つ間に、リーフレタスの発芽を待つ

◆約2時間ほどの作業を終え、「ドラムをたたくときとは違う筋肉を使った」と振り返った伊地知さん。念願だった畑作りがスタートし「ワクワクしている」と目を輝かせた。




5月 種を植える


山梨県で「Jizai Farm」を営む磯田功さん(左)に学ぶ
山梨県で「Jizai Farm」を営む磯田功さん(左)に学ぶ

ハツカダイコンの種を手に「一粒で一球できるの?」と質問
ハツカダイコンの種を手に「一粒で一球できるの?」と質問

3つある畑の一つに、ハツカダイコンの種をまいていく
3つある畑の一つに、ハツカダイコンの種をまいていく

種と種との間が均一で、几帳面なところをみせる
種と種との間が均一で、几帳面なところをみせる

取材の4日前にまいたルッコラの芽が出たという
取材の4日前にまいたルッコラの芽が出たという

磯田さんとおそろいの作業用手袋。磯田さんの手袋(右)は年季が入っている
磯田さんとおそろいの作業用手袋。磯田さんの手袋(右)は年季が入っている

4月に準備したリーフレタスを苗床から取り、畑に植えていく。「細かい作業が重要だな」と伊地知さん
4月に準備したリーフレタスを苗床から取り、畑に植えていく。「細かい作業が重要だな」と伊地知さん

ししとうの苗を植えていく
ししとうの苗を植えていく

◆育てているリーフレタスはだいぶ大きくなった。茂った葉の裏にはナメクジが隠れていたり、虫と格闘することも増えた。
庭の一角に植えたブルーベリーが実を付けたり、だんだんにぎやかになってきた庭。磯田さんに習う前に自己流で植えた苗は「すぐに枯れてしまった。ポイントを押さえないと失敗するんだな」と肩を落とした。
伊地知さんが畑づくりをしていると知ったメンバーの後藤正文さんも、プランターで大葉を作り始めたという。




7月 育てる


ニンジンの種
ニンジンの種

移植ごてを「サーッ」と使い、種をまく見当を付けた
移植ごてを「サーッ」と使い、種をまく見当を付けた

ニンジンの種もきれいにまいていく
ニンジンの種もきれいにまいていく

ナスなどの苗を確認する
ナスなどの苗を確認する

枝豆の苗を植えていく
枝豆の苗を植えていく

畑の一つに植えたゴーヤは、だいぶ育っていた
畑の一つに植えたゴーヤは、だいぶ育っていた

アジカンのツアーから戻ると、ナスの葉には虫食いの跡が…
アジカンのツアーから戻ると、ナスの葉には虫食いの跡が…

ナスの葉を食べた犯人は、テントウムシダマシだった
ナスの葉を食べた犯人は、テントウムシダマシだった

◆梅雨が長かったことから日照不足になり、苗の生育が足踏み状態に。「元気がない苗を復活させるのは難しい」と話していた。
畑をやる前は目にすることが少なかった虫も、「鳥が食べてくれる」と慣れたよう。
「ナスと一緒に、マリーゴールドを植えたら虫が来なくなった」とコンパニオンプランツについても学んだ。




8月 採れた!


長い梅雨を経て大きく育ったトマト
長い梅雨を経て大きく育ったトマト

キヌサヤもふっくら育った
キヌサヤもふっくら育った

「いっぱい採れた」と満足そう
「いっぱい採れた」と満足そう

◆4月に植えたレタスは、サラダにしたり肉を巻いたりして味わった。
「取ってすぐに食べられるのが醍醐味(だいごみ)」と笑顔。
「新しいレシピがどんどん生まれそう」と声を弾ませた。




お料理教室


エビのしっぽは“残す”派。「しっぽを持って食べたいから」と
エビのしっぽは“残す”派。「しっぽを持って食べたいから」と

イベントではバンド名にかけて、アジア料理をふるまった
イベントではバンド名にかけて、アジア料理をふるまった

火加減を調整。ドラム演奏のときとはまた違う真剣な表情を見せる
火加減を調整。ドラム演奏のときとはまた違う真剣な表情を見せる

エビとセロリ、アボカドの炒め物の調理中
エビとセロリ、アボカドの炒め物の調理中

料理研究家の森野熊八さん(左)と一緒に登壇した料理イベント
料理研究家の森野熊八さん(左)と一緒に登壇した料理イベント

熊八さんには、卵リゾットのようなオムレツの作り方を教わった
熊八さんには、卵リゾットのようなオムレツの作り方を教わった

◆ドラムならスティック一振りで、うまいか下手か分かるという伊地知さん。
「スティックなら何度でも同じ高さで上げ下げができるけれど、フライパンの動きを安定させるのは難しい」と振り返っていた。
「熊八さんのフライパンを持つ手は、安定していて、味も技術がある人が作った味がした。コツというレベルではなかった」と感激。
一方で、伊地知さんと特製オムライスを作った熊八さんは「教えたことが、すぐできる。音楽をしているからやっぱりカンがいい」と驚いていた。

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