秋のアート鑑賞は、ぜひ青葉で-。横浜市青葉区内の野外芸術作品や、制作の現場を訪ね歩く無料のガイドツアー「青葉アート散歩」が10月12日、同区役所と寺家ふるさと村を往復(一部バス利用)するコースで開かれる。区外の人にも青葉を“アートの街”として認知し、足を運んでもらおうと、主催の区は広く参加を呼び掛けている。
青葉区内には横浜美術大学のキャンパスがあり、区役所の周りや区内各所に野外芸術作品が数多く展示され、アトリエやギャラリーも多い。今回の企画はアートの側面から青葉の存在をより多くの人にアピールし、訪れてもらうことが狙いの一つだ。
当日のコースは午前(同9時半~午後0時40分)と午後(同1時半~4時40分)に分かれ、区役所から貸し切りバスで出発。目的地の寺家ふるさと村へ向かい、開催予定のアートイベント「寺家回廊」を観覧する。村内にある陶芸や木工などの工房、アトリエ、ギャラリーを見学し、野外芸術作品を満喫した後、区役所に戻る行程。コースの前後に、区役所の周辺にある野外アート作品を自由に鑑賞することもできる。
午前、午後ともNPO法人横浜シティガイド協会のメンバーが同行し、案内する。区は「昔ながらの田園風景が残る寺家の中で育まれたアートを、豊かな自然とともに楽しんでほしい」と話している。
参加費無料で、対象は「2時間ほど歩ける人」。住所や年齢などに制限はない。定員は各コース30人で、25日までに申し込む。応募多数の場合は抽選し、結果を30日までに連絡する。申し込み方法などの詳細は区のホームページで確認できる。問い合わせは区政推進課電話045(978)2286。