秋の全国交通安全運動(30日まで)の出発式が22日、横浜市中区の県庁前で行われた。
県警交通部によると、今年は21日現在、人身事故の発生件数が1万6486件(前年同期比2156件減)、死者95人(同11人減)、負傷者1万9430人(同2800人減)で、いずれも減少傾向で推移している。
一方で、県警は日が短くなる冬季に向け、重大事故が多発する懸念があるとして警戒。ドライバーにはスピードの抑制やライトの早めの点灯、横断歩道での歩行者優先の徹底を、歩行者には反射材を身に着け、信号順守や横断歩道を確実に渡るよう呼び掛けている。
出発式では、古谷洋一本部長らが見守る中、県警のパトカーや白バイ隊が次々に出動。子どもと高齢者の安全な通行の確保や、多発傾向のバイク事故の防止などを重点に、交通指導や取り締まりを強化する。