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皆が憩うカフェに 栄公会堂で市民グループ運営 横浜

話題 | 神奈川新聞 | 2019年9月16日(月) 18:01

「さんぽみち」で話す(左から)小山さん、大塚さん、岩上さん=栄公会堂
「さんぽみち」で話す(左から)小山さん、大塚さん、岩上さん=栄公会堂

 栄公会堂(横浜市栄区)に、市民グループが運営するコミュニティーカフェ「さんぽみち~アートdeスマイル」が今夏オープンした。地元の市民グループと飲食店が協力し、食事が楽しめるだけでなく、イベントや地域の問題解決などをテーマにした市民講座なども開催。「みんなの居場所」としても機能するユニークなカフェになっている。

 運営しているのは「さかえdeつながるアート」。2008年に発足し、プロのアーティストらとの作品制作や展示、福祉施設とのイベント開催、アートを使った地域活動を行ってきた。カフェのある地下1階は15年に飲食店が閉店。区民から「暗くてさみしい」といった声があり、同区と同団体が協働で今年7月に新たな店舗を置いた。

 カフェの特徴は、硬軟織り交ぜた企画を行うこと。妊婦を対象にしたお話し会やデザインを学ぶワークショップ、子ども向けの起業講座など多彩な内容が目を引く。代表の岩上百合子さん(67)は「憩いの場として楽しんでもらえれば」と意気込む。

 企画はリクエストも受け付けており、同団体の大塚宏さん(64)は「教えたい人や学びたい人、やりたいことがある人にできる場を提供したい」と話す。

 食事も本格的だ。公会堂の近くで飲食店を経営する小山厚さん(59)が、横浜野菜をはじめ国産の食材だけを使ったハンバーグやパスタなどを提供。栄区役所と連携し、経済的に苦しい状況で暮らす子どもや親に低価格で食事を提供する「子ども食堂」の機能も持たせる。小山さんは「子ども食堂として利用する場合も、自由にメニューを選べる。日常的に利用してほしい」と呼び掛ける。

 今後は、引きこもりなど困難を抱える人をテーマにした講座なども行う予定だ。岩上さんは「さまざまな世代の人に知り、参加してもらいたい」と話す。

 営業時間は午前11時~午後5時。問い合わせは、同カフェ電話045(392)3334。

 
 

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