日本の十五夜にあたる中国の重要な行事「中秋節」を迎えた13日、月餅を食べながら中国の伝統文化に親しむイベント「十五夜 中秋節2019」が、横浜中華街(横浜市中区)内の山下町公園で開かれた。約110人が参加し、多彩な月餅や中国酒などを堪能した。
横浜中華街発展会協同組合の主催で、初めて開かれた。公園には特設会場が設けられ、中華街の20店舗によるバラエティーに富んだ月餅が用意された。ステージも設置され、中国の伝統的な楽器である二胡や琵琶の演奏、民族舞踊、砂絵などが披露された。
同区の西島美歩さん(46)は長男の壽乃助くん(6)とステージを楽しんだ。西島さんは「普段、経験できない雰囲気にどっぷりと漬かっている。甘い月餅や塩味の月餅があり、交互に食べて楽しんでいる」と笑顔を浮かべ、壽乃助くんは「月餅、おいしい」と話していた。