
下水道の役割をPRしようと、かわさき下水道フェアが7日、JR武蔵溝ノ口駅南北自由通路で開かれ、多くの来場者が普段は見聞きすることの少ない下水道の仕組みについて理解を深めた。
トイレットペーパーとティッシュをパイプに流し、詰まる物と詰まらない物は何かを学ぶ「ツマラン管」の体験コーナーや、汚れた水をきれいにする微生物を顕微鏡で観察するコーナーなどが設けられ、親子連れらは楽しみながら下水道について学んでいた。
また、浸水対策についてのパネル展示では「貯留(ちょりゅう)管」と呼ばれる、集中豪雨の際に雨水を一時的にためる公共下水道管などを紹介。道行く人たちが足を止めてパネルに見入っていた。
小学3年生の女子(9)=高津区=は「下水管の詰まりを再現するコーナーが楽しかった」と笑顔で話していた。同フェアは9月10日の「下水道の日」の関連イベントとして市上下水道局が開いた。